安い・簡単・わかやすい、ということでネット生保が人気を集めています。今のところ「ライフネット生命保険」と「ネクスティア生命保険」の2つ保険会社がありますが、ネット生保は本当にお得なんでしょうか? また、ネット生保に入るとしたらこの2つの会社のどちらがいいのでしょうか? ネット生保に興味を持った私が、両者について調べて、比較してみました。

定期保険のプランを比較

設定条件:30歳・男性・死亡保障1000万円・保険期間10年

どちらも1000円台ということで、ネット直販だけあって保険料の安さは際立っています。そしてこの2社間では、上記条件の場合、ライフネットのほうが安くなりました。両者の商品の内容はほぼ同じ。ネクスティアの定期保険にはリビングニーズ特約や災害時の死亡・高度障害保険金をつけることができる点が違います(ネクスティアで災害時給付のオプションをつけると保険料は高くなります)。※料金は設定条件によって変わります。

企業情報を比較

ライフネット生命保険株式会社 社 名 ネクスティア生命保険株式会社
2008年5月 営業開始 2008年4月
132億20万円 資本金 83億4千万円
51,356件(2010年12月) 保有契約件数 20,981件(2010年11月)
4,218.8%(2010年12月) ソルベンシー・
マージン比率
3,200.9%(2010年11月)

ソルベンシー・マージン比率とは……保険会社が、保険金を支払わなくてはならなくなったときに資金余力がどれくらいあるかを示す数値で、保険会社の健全性の指標とされています。高いほどよく、200%を切ると危険であると言われています。

ライフネット生命は日本生命出身の方が立ち上げた独立系生保。対してネクスティアはSBIホールディングスとアクサジャパンホールディング、ソフトバンクが出資して生まれた会社です(「SBIアクサ生命」として設立され、その後、SBIが撤退して「ネクスティア生命」となりました)。ともにインターネット専業生命保険会社として、ネットで加入できる保険を販売しています。

商品ラインナップを比較

死亡
保険
どちらも終身保険はなく、安価な定期保険のみを扱っています。これは価格を安くするため。さらに両社とも保障内容をシンプルにし、安価でわかりやすい保険を目指しています。ネクスティアの商品には、多少の特約オプションがありますが、ライフネットには特約などは一切なし。死亡保険金額を決めるだけのシンプルな商品内容です。保険金額はネクスティアでは最大4000万円ライフネットでは1億円まで設定可能です。
医療
保険
ライフネットからは「じぶんへの保険」、ネクスティアからは「カチッと医療」という商品が発売中。どちらも入院保障と手術給付をベースの保障としたベーシックな医療保険で、ライフネットの「じぶんへの保険」は終身型なので、加入時の保険料のままで一生涯の保障が受けられるもので、ネクスティアの「カチッと医療」は、定期型なので、更新毎(10年毎)に保険料が高くなっていきますが、若い頃の保険料負担が抑えられます。
その他の保険 ネクスティアには遺族の収入保障や、がん保険などの商品も。ライフネットはがん保障は医療保険でカバーできるとの考えのようです。ライフネットのユニークな商品として就業不能保険「働く人への保険」があり、これは自分が就業不能状態になった場合に毎月給付金があるというもの。同様の商品は他社含めても珍しく、医療保障では上限日数があって保障されない長期入院や自宅療養の場合も収入がとだえるリスクに備える保険です。
管理人評価
ネット生保は、保険料の安さは魅力ですが、良くも悪くも、自分自身で情報を集める必要があります。ライフネットは、特に情報公開を重視していて、会社の業績も毎月開示するなど、お客さまの判断材料をできるだけ増やすことを徹底しています。
まずは、お客さまの目で両者のウェブサイトをじっくりみることが大切です。